富裕層しか受けられない治療

医療の分野では、次々に新しい治療法や検査方法が確立されていっています。しかし、医療保険の特約にもあるように最先端の医療というものは保険がきかないものもたくさんあり、医療保険でも1000万円の保証がされています。もし医療保険に加入していなかったら、一般の所得の人では受けることができない治療ということになります。どんなものも、最新のものに関しては知名度が上がるまで・たくさんの人に使ってもらうようになるまで・一般の人々が広く使えるようになるまでは、かなりの時間がかかるものとなっています。新しい機械がいったいどのぐらいの値段なのかは知りませんが、看護師に転職した友人は相当高額な値段だと言っていました。

コスト面で回収していくためには、治療費や検査費用が高くなることもわかります。しかし、はっきり言って裕福な人たちしか命を引き延ばすための治療法を受けることができないのが、今の世の中の現実ともいえます。日本では健康保険への加入が義務付けられているので、ある程度までの治療は誰でも受けることができます。しかし、アメリカでは保険への加入は任意だそうです。そのため、一般的な方法で治療すれば治すことのできる病気であっても、医療費が払えずに死を待っているだけの人がいるのかもしれないと思いました。人の命が続くかどうかも、経済的な問題で結果が分かれてしまうということです。日本でも、いつかはたくさんの人が治療を受けることができるようにと試行錯誤を繰り返しているのかもしれませんが、今の段階では富裕な人たちのための医療ともいえます。

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